最近の車にはスマートキーが広く普及しており、私のFORESTERにも、スマートキーが2つ附属していますが、一つは普通に使うとして、もう一つのキー(スペアー)の保管場所に悩んでいました。
そんな折、A型(2013年登録)から、E型(2017年登録)に買い替えた際に、スマートキーの形状が変更されていることに気づきました。
念のため、取説を確認していたところ、関連事項として、E型(C型以降)では、あらかじめ設定を行っておけば、
リアゲートの施錠ボタンの操作によりキー無しで解錠できる機能
が追加されていることが分かりました。知恵を巡らせた結果、スペアキーの車内保管がベストとの結論に至り、スマートキーの機能を無効にすることなく、スマートキーのスペアを車内に保管する方法を工夫してみました。
なお、同一車種であっても同様に動作することは確認できていませんので、この情報はヒントとして活用し、試す場合は、「個人毎の工夫」として十分に検討・確認する様にお願いします。
以下に、現状採用している方法に絞り込んで紹介しますが、他の手立て等の追加情報を「サプリメント」として紹介しますので、時間と興味のある方はご覧ください。
手順
※FORESTERの取説では、スマートキーを「アクセスキー」と表記しています。以下、この項では、取説との整合を取った方が作業がスムーズになると考えられることから、スマートキーを「アクセスキー」と記すことにします。
・暗証番号の設定と解錠確認
FORESTERの取説の「暗証番号の登録方法」に従い暗証番号を登録します。(E型取説の場合 2-16)
アクセスキーを車から十分に離れたところ(動作エリア外)に置き、暗証番号で解錠できることを確認します。(E型取説の場合 2-18)
・アクセスキー収納部材の調達(2品)
※「携帯灰皿」と「ふた付きの鉄製の箱(缶)」を調達します。灰皿―>箱(缶)の順番に調達してください。
百円ショップ等で、アルミのラミネートタイプの携帯灰皿を購入します。アクセスキーを灰皿に入れた状態でフラップが完全に閉じられる大きさの物を選びます。
次に、携帯灰皿が入る鉄製の箱(缶)を用意します。できるだけ密閉度が高いものを探します。クッキーの缶等があれば利用できますが、密閉度が命ですので、穴が開いているものや、ふたが緩いものは避けます。
無ければ買うことになりますが、ジャストサイズのものがすぐに見つかるとは限らないので、手持ちの大き目の箱(缶)を暫定で使っておいて、ジャストサイズの物を見つけたら入れ替えるのが良いでしょう。
上の写真の箱(缶)は、「ワッツ」という百円ショップで見つけたものです。
・アクセスキーの収納
アクセスキーを携帯灰皿に収納し、更に、箱(缶)に収納します。


・実車での検証・確認
上の手順で箱(缶)に収納したアクセスキーを車内のコンソールボックスに収納し、(下車し、)ドアを閉めます。 リアゲートを含め、すべてのドアを閉めます。
もう一つのアクセスキー(通常使っているキー)を携帯した状態で、ハンドルのタッチセンサーに触れて、施錠できれば、とりあえず成功です。
次に、電波の遮蔽の余裕度確認のため、箱(缶)を車内の様々な場所に置き、施錠できることを確認します。この際、FORESTERの取説にアンテナの位置が記載されているので、車内に配置されたアンテナの位置を参考にすると良いでしょう。
・箱(缶)のふたが外れない様に対策を実施
アクセスキーの仕様(挙動)が全部分かっている訳ではないので、車内保管の状況がより安定する様に、箱(缶)のふたをテープで固定する、ひもでしばる等の対策をしておきます。
下の写真は、シリコン製の結束バンドを使い、ひもやテープを用いた時よりも、利便性を向上させた例を示しています。
以上で準備が整いました。これでスマートキー機能が使える状態のまま、スペアキーを車内に保管しておくことができます。
万が一携行していたキーが見つからない場合は、リアゲートのボタン操作により解錠し、コンソールボックスに保管してあるスペアキーを取り出して使うことで、トラブルを最小限に留めることが出来ます。
スペアキーについては、家で保管している方も多いと思いますが、出先でメインのキーを紛失した場合の保管場所としてどちらが優れているかは論を俟たないでしょう。
ただし、念のために申し添えれば、メーカー(SUBARU)がこの方法を推奨しているはずもなく、仮に実施について問い合わせたとしても、肯定的な回答は得られないと思います。嫌な言葉ですが、「自己責任」ということになります。
〇サプリメント〇
今回の工夫にあたって、FORESTER(E型)のスマートキーの動作(の一部)について観察し、まとめました。
試行した収納方法を紹介しつつ、シールド(遮蔽)の種類と方法について簡単な説明を記す予定です。